IP表示とは・・・IPとはIEC規格(IEC60529)に基づいて規定された固形異物、
水に対する電気機器、キャビネットの保護等級表示です。
屋外で使用するカメラをこの表示を参考に選定するとよいでしょう。
IP表示
I P67
保護特性記号(International Protection)
第1記号:接触・固体異物侵入保護の等級
第2記号:防水保護の等級
第1記号の説明
人体及び固形異物に対する保護 | |||
第1記号 | 記述 | 保護の程度 | 試験条件 |
0 | 無保護 | 特に保護されていない。 | 試験なし |
1 | 50mmより大きい固形物に対する保護 | 人体の表面積の大きな部分、例えば手などが誤って内部の充電部や可動部接する恐れがない。 | 直径50mmを超える固形異物が内部に侵入しない。 |
2 | 12mmより大きい固形物に対する保護 | 指先、または長さが80mmを超えない指先類似物が内部の充電部や可動部に接する恐れがない。 | 直径12mmを超える固形異物が内部に侵入しない。 |
3 | 2.5mmより大きい固形物に対する保護 | 直径、または厚さが2.5mmを超える工具やワイヤ等の固形物体の先端が侵入しない。 | 直径2.5mmを超える固形異物が内部に侵入しない。 |
4 | 1.0mmより大きい固形物に対する保護 | 直径、または厚さが1.0mmを超えるワイヤや銅帯等の固形物体の先端が侵入しない。 | 直径1.0mmを超える固形異物が内部に侵入しない。 |
5 | 防塵形 | 粉塵が内部に侵入することを防止する。若干の粉塵の侵入があっても正常な運転を阻害しない。 | 正常動作を阻害するような粉塵の侵入がない。 |
6 | 耐塵形 | 粉塵が内部に侵入しない。 | 粉塵の侵入が完全に防護されている。 |
第2記号の説明
水の侵入に対する保護 | |||
第2記号 | 記述 | 保護の程度 | 試験方法 |
0 | 無保護 | 特に保護はされていない。 | 試験なし |
1 | 滴下する水に対する保護 | 鉛直に落下する水滴によって有害な影響を受けない。 | 滴水試験装置によって鉛直滴下を10分間散水する。 |
2 | 15°傾斜したとき落下する水に対する保護 | 正常な取付位置により15°以内の範囲で傾斜したとき、鉛直に落下する水滴によって有害な影響を受けない。 | 滴水試験装置にて15°傾けて設置し、10分間(各方向2.5分間)散水する。 |
3 | 噴霧水に対する保護 | 鉛直から60°以内の噴霧水に落下する水によって有害な影響を受けない。 | 各散水孔あたり0.07l/minで鉛直方向から両側に60°までの角度で10分間散水する。 |
4 | 飛沫に対する保護 | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない。 | 各散水孔あたり0.07l/minであらゆる方向から10分間散水する。 |
5 | 噴流水に対する保護 | いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない。 | 放出部ノズル系φ6.3、12.5l/minであらゆる方向から外皮表面積1m2当り1分間のべ少なくとも3分間以上散水する。 |
6 | 波浪に対する保護 | 波浪、またはいかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない。 | 放出部ノズル系φ12.5、100l/minであらゆる方向から外皮表面積1m2当り1分間のべ少なくとも3分間以上散水する。 |
7 | 水中に対する保護 | 規定の圧力、時間で水中に浸漬しても有害な影響を受けない。 | 水深1m(機器の高さが850mmより低い場合)に30分間没する。 |
8 | 水没に対する保護 | 製造者によって規定される条件に従って、連続的に水中に置かれる場合に適する。原則として完全密閉構造である。 | メーカーと機器の使用者間の取り決めによる。 |
表記の無い場合又は数字が「0」の場合は無保護となります。
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